連載 2 適度な運動が自然治癒力を高める
健康の維持には、様々なものを運ぶ血液が体内を滞りなく流れることが大切です。「冷え」は、血液がうまく流れていない証拠とも言える為、健康の黄色信号とも言われています。
また、かぜをひいたときなど、感染症にかかると発熱します。発熱は病原体の増殖を抑えるのと同時に、病気と戦う白血球の増殖を進めます。こうして免疫力が高まります。人体の防衛には体温を高めに保つことが好ましいとされています。
つまり、健康を維持するには体温を高めて免疫力を向上させて、血液の流れを改善することが大事になります。
それには、運動は欠かせません。汗をかくことです。それが無理でもストレッチ体操や屈伸運動をするだけでも体温が上がり血液の流れは良くなります。
ここでいう運動とは、有酸素運動のことです。有酸素運動とは筋肉に蓄えられているグリコーゲンを通常の呼吸によって取り入れた酸素を使って代謝する運動のことです。呼吸が乱れる激しい運動ではなく、適度な運動が自然治癒力を高める助けになるのです。